練習備忘録 vol.57、58、59 みやこわすれは本当にイイ曲
こんにちは、団員のKです。
私事の話で恐縮ですが、最近、地方への出張が続いています。
ドロドロの穴に入って土まみれになったり、樹脂で手や服がベタベタになったり…
そんな辛く厳しい出張の様子の一部をご覧ください。
…本当に仕事で行っています。信じて
■2024年10月(vol.57、58、59)
※12月の練習が1回になる予定のため、
その補填として例外的に、10月の練習回数は3回になりました。
◆2024/10/2(vol.57)
前回の練習でみやこわすれを歌った感想は
「めっさいい曲…」
でした。
何がどういい曲なのか私見を述べますと…
まずなんといってもそのメロディ
20-21小節目、sopとピアノの右手が上昇するのに対してアルト男声とピアノの左手が下降する部分
東京都合唱祭で他団体が歌っているのを聴いたときにカッチョエエ…と個人的に強く印象に残った部分です
ここはクレッシェンドもかかって全体的には盛り上がろう!とするところ、
音階も上がれば盛り上がりやすいですがsop以外は下がっていくわけです
でもそこは千原マジック、「「「アンタは私/俺たちが支えまっせ!!!」」」という気にさせてくれる絶妙な和音運びのおかげで
下降系でもむしろ燃えるぜ!と気合が入る大好きな部分です、ピアノもマジカッチョいいし
次に歌詞とメロディとのマッチ
前回のブログでも言及した通り、「ミヤコワスレ」という花の名前は、島流しされた順徳上皇が
『恋しい都も忘れられる花』と想ったことが由来であるとのこと、つまりなんかこう切ない歌なわけです
歌詞にもありますね、「遠い あの日 ただただ切なく」と
つまり切ないっぽく歌いたいわけです
そこに来て千原マジック、曲を通して切ないメロディに強弱記号、更には美しいピアノの旋律――
そんな歌を歌うとどうなるかは明白ですね
そう、切なくなるわけです
すると涙がチョット出てくるわけです
プロの合唱団員はすごいですね、切ない歌を歌って涙を流さないんですから尊敬します
私はプロではないので切ない曲を歌うとすーぐ涙がチョット出てくるわけです
そしてこの曲を聴いて思い出すのは私の地元埼玉の原風景
小学校の帰り、今ではすっかり住宅街になってしまいましたが当時は一面の原っぱが広がっていました
夕暮れ時、原っぱに夕日が当たると黄金色になりそれは美しいわけです
しかし段々と日が暮れて暗くなっていく、それをじっと眺めていると幼い心にもなんともいえない哀愁が芽生えるわけです
他にも通学路をちょっと外れると栗が地面にどっさり落ちていてイガ痛ぇー!と騒いだり
そのへんの木のみかんをドキドキしながらコッソリもいで食べたり
ミノムシや穴あきドングリを剥いては中身をじっくり観察したり――
そんな風景を思い出しながら歌うとどうなるかは明白ですね
そう、切なくなるわけです
すると涙がチョット出てくるわけです
涙出しすぎですね、私
こんな小さい文字を最後まで読んでくれてありがとうございます
そんなあなたに来てほしい
早速入団しましょう⇒問合せ
この日の団員たちの写真を何枚か。
彼らも切ない気持ちで歌っているのでしょうか――それとも練習後の飲み会で頭がいっぱいなのでしょうか
◆2024/10/23(vol.58)
みやこわすれ
多くは語るまい
地 獄 の 暗 譜 大 会
◆2024/10/30(vol.59)
みやこわすれの練習は一旦おしまい。
今日から新曲「ほらね、」を練習していきます。
作曲はみんな大好き松下耕先生。
化け物合唱団「VOX GAUDIOSA」の主宰にして、素晴らしい合唱曲を次々世に送り出し続ける
現代を代表する作曲家の一人です。
各パート毎に音をさらい、先生が課題をつぶしていきます。
【アルト】
今日はアルトに強力な助っ人。
普段はバスを歌う団長です。
・・・誤植ではありません。
この団長、ファルセットを駆使してアルトをも歌えるスーパーマンなのです(実話)。
アルトの面々からも大好評。
ちなみにこの団長、当然のようにテノールも歌えます(というか本職)。
ずるすぎる。
【ソプラノ】
今日のテーマは下半身。
上から腰を押す力に耐えるように下半身を安定させると良い、と先生のアドバイス。
うたこ「試しに私の腰を上から押してみてください!」
団員A(女性)が押す
⇒もっと強く押して!
選手交代!もっと力の強い人!
団員B(女性)が押す
⇒まだ足りない!
団長(男性)がガチめに押す
⇒そう、このくらいの力に耐えられるようになりましょう!
そのあと、ソプラノ陣を回り押す力を伝授していくうたこせんせー。
さて、いよいよ合わせ練習です。
美しいピアノ前奏の調べ―――
(さぁ気持ち入ってきたぞ・・・)
(歌いだしまであと3小節・・・2小節・・・)
(よし、息を吸って・・・さあ!歌いだすz)
うたこ「みなさ~~ん水の呼吸ですよ~~(^^)」
(!?!?!?!?!?)
文章だと分かりづらいんですが、
歌う直前、絶妙なタイミングでのうたこせんせーのアドバイス(別名:茶々入れ)に
皆歌うどころではなく、みなで大笑いした後仕切り直しに。
改めて歌い出すと
うたこ「みなさんイイ感じに力が抜けて、笑顔ですよ~(^^)」
せんせいのオトボケが良い感じに作用した一幕でした。
さて、嬉しいことに、見学希望のメールがチラホラと舞い込んでいます。
これを読んでいるアナタも、ぜひ見学へどうぞ!
団員一同、心から歓迎いたします。
どんなニューフェイスとの出会いが待ち受けているのだろうか…
次回の練習が今から楽しみな私なのでした。
ちゃんちゃん♪
毎年この時期になると増え始めるのは、酷暑が収まるのが原因なんですかね?
不思議です。