シェアコンサート本番!(練習備忘録 vol.73)
こんにちは、団員のKです。
去る2025/5/4(月祝)、3団体によるシェアコンサートを開催しました。
どんなコンサートになったのか―――
当日の様子をレポートします。
シェアコンサート開催の経緯
詳細は前回の記事をご覧ください。
選曲
今回、各団には20分程度の時間が割り当てられました。
今の団員の能力、曲の時間・難易度、来てくれるお客様に何を聞いてもらいたいか、、、
講師を中心に、運営陣が悩みに悩んで選んだ曲が、以下の5曲となったのでした。
1. 『ボクはウタ』
作詞:江村美紀 作曲:信長貴富
2. 『みやこわすれ』
作詞:野呂昶 作曲:千原英喜
3. 『野はうるわし』※男声合唱
作詞:潮彰二 作曲:中村仁策
4. 『雑草(ななし)』※女声合唱
作詞:宮本益光 作曲:信⻑貴富
5. 『手紙~拝啓 十五の君へ~』
作詞・作曲:アンジェラ・アキ 編曲:鷹羽弘晃
また、3団体合同で歌う1曲は、以下になりました。
合同. 『ほらね、』
作詞:伊東恵司 作曲:松下耕
本番当日
― 9:00 [ 全体挨拶 ] ―
実行委員長である我らが団長より、気合の挨拶をいただきます。

各団の講師陣も気合の入った面持ちの中、うたこせんせーはいつも通りかわいいピース。
最高です。

― 9:30 [ ステージリハ ] ―
ステージにて、発声練習が始まります。
ステージが使えるのは30分。限られた時間の中で喉を覚醒させるため、矢継ぎ早に発声指導が飛び交います。






― 10:00 [ スタジオリハ ] ―
ステージリハが終わった後も、スタジオにて練習を続けます。





この日はホール練などでお世話になった内田先生も駆けつけてくれました。
ピアニストの美樹せんせーと内田先生が偶然ペアルックであると発覚してひと盛り上がりする一幕も。

またわたくし団員K、スタジオリハをこっそり抜け出し、他の2団体のステージリハの様子を勝手にパパラッチしていました。
その一部をご覧ください。




そんなこんなで。
さあ、いよいよ開演です。
― 13:30 [ 開演 ] ―
た の し か っ た で す




【本番を終えて】
実を言うと。
本番終了直後は、終わった実感があまりありませんでした。
打ち上げ幹事でそれどころではなかったことも関係しているかもしれません。
その代わり、次の日朝起きた時の余韻がものすごかったです。
余韻はその後もしばらく続き、音源が公開された日とその次の日は夜中の3時まで音源を貪るように聞いていました。
こんなに余韻が続いたのは合唱人生初かもしれません。かなり驚きました。
強烈な余韻の中でふと、毎回の練習で詩子先生が必ず言う台詞を思い出しました。
「今日もこのメンバーと歌を歌えたことに感謝します」
いつもは何とはなしに聞いていたこの台詞ですが。
余韻の中で思い出すと刺さる刺さる。
(うたこせんせー、いつもいいセリフ言ってたんやな。。。)
と、ビール片手にジーンとなったのでした。
【Special Thanks】
共にステージに立ってくださった二団体様。
客席にて演奏を拝聴しましたが、両団体とも素晴らしい演奏で大きな刺激をいただきました。
合同ステージでは、1番と2番の間に団員が移動して男女ごちゃまぜになって歌う、という演出に挑戦しましたね。
私自身初めての経験でドキドキでしたが、全員一体となって歌をお届けしている感が大変心地よかったです。
本当にありがとうございました!

また、今回のシェアコンサートでは、様々な方にご協力をいただきました。
影アナを引き受けてくれたK様。
想像の100倍くらい流麗で優しいアナウンスに鳥肌が立ったのを今でも思い出します。
ステマネ及び司会を兼任してくれたA様。
コンサートが中だるみせず最初から最後まで盛り上がりきったのは間違いなくA様のおかげです。
カメラマンを引き受けてくれたM様。
M様の録音してくれた音源のおかげで、うちの団員の一人は号泣したそうです。
受付回りを担当してくれた某合唱団の皆さま。
トラブルなく来場者様をさばいていただき、感服しております。
誰一人欠けてもコンサートは成り立たなかったと思います。
この場を借りて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
さぁ、今年の大目標は大成功のうちに終演しました。
次の本番は、、、夏恒例のあの舞台!?
これからの練習が今から楽しみな私なのでした。
ちゃんちゃん♪

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おまけ:各曲の振り返り
全て手前味噌ですが、今日くらい許して
選曲に関して今回は、5曲中2曲を男声合唱・女声合唱に割り当てるという挑戦をしました。
男女ともに練習初めの頃は割とタイヘンな状況で不安も大きかったものの、
最終的には両曲ともきちんと仕上がったと自負しています。
男女別で歌うのは今回が初という団員も多く、大きな経験となりました。
1.ボクはウタ
去年の東京都合唱祭でも歌っていて、5曲の中では一番経験値のある曲でした。
しかし、「一番ひどかった」とはとあるホール練での某先生の言葉。
「歌い慣れ」というのが正しいかわかりませんが、全員がどこか「こなれて」いたようで、感覚を取り戻しアップデートさせていくのが大変だった曲です。
歌詞の意味を考えたり、テンポ練習を重点的にしたり。。。
その成果もあったのか、アンケートでも「ボクはウタが一番良かった」という記述がいくつか見られ、
良い出来になったのではないでしょうか。
2.みやこわすれ
涙腺崩壊まであと数mmでした。
それほどに、個人的には断トツぶっちぎりでこの曲が良かった。
音程は出だしから終わりまで全体的に安定していて、特にアルトの安定性が凄まじく。
2番ソリの音と下三声及びピアノのキマり具合も完璧で、ソリを聞いて団員Kは感極まりました。
作曲者の千原先生、人間国宝に推します。
このブログでちょくちょく登場する「順徳上皇島流しエピソード」は一切思い出しませんでした(๑´ڡ`๑)テヘペロ
3.野はうるわし<男声>
音取りが最後まで難産だった曲。
本番直前、スタジオリハで和音の重なりを必死に確認するくらいには、ハーモニーに不安がありました。
しかし、蓋を開けてみれば練習でも聞いたことないような素晴らしい和音が響き。
男声の醍醐味である倍音もゴリゴリ鳴っていて、高い完成度になったと思います。
とある団員の友人は「トップテノールが一番うまかった」と証言していたとのこと。
結婚しましょう。
4.雑草(ななし)<女声>
この曲、実は二部合唱なんですよね。
その事実を忘れるくらいの重厚な音の重なりが響きました。
我が団が誇る職人集団アルト陣の支えの上にソプラノの優しい響きが乗っかり、
歌詞のメッセージ性を余すことなく伝えていました。
団員Kの息子氏はこの曲がお気に入りだとのこと。
将来有望かもしれません。
5.手紙~拝啓 十五の君へ~
よかったです。
…正直みやこわすれで感極まりすぎてこの曲の記憶があまりありません(´・ω・`)
こだわって練習していた女声出だしの数フレーズは完璧にキマっていました。
この曲もアンケートで好評でしたね。
一方で5曲目ということもあり、歌声に疲れが混じっている感は否めませんでした。
今後の課題ですね。
おまけのおまけ:打ち上げの様子
ホントに見る?





